『腐女子向けかと思ってたけど違った』
134ページですが、なかなか読みごたえはありました。
国を擬人化するというのは斬新だと思います。いわゆる腐女子向けの本なのかと思っていたら（確かにキャラはほとんど男ですが）一部エロい単語もそのまま登場しますが普通に読めました。
絵も可愛らしくギャグもありで、キャラクターの性格も国（民族）のイメージを反映してるようなので、ある程度世界史を好んでいた身としては面白かったです。しかも各キャラのイメージが明確で魅力がある。
ストーリーは近代史をメインに歴史を背景にしつつキャラ同士でコメディ調な感じですが、オリジナルの話が混ざってもキャラが国自体なので区別がつきにくいですね。
個人的にはマキャベリさんもヘタレっぽく登場したのはさすがにイメージのギャップに戸惑いましたが。
ただ他の方も指摘している通り、基本は４コマ構成なので一本道のストーリーがあるわけではありません。ですがそれでも急にキャラクターや場面が交代して何の話だっけと思ったり（P65→P66とか）、ところどころ、110ページなども絵が印刷ミスなのか二重にブレてて見にくくなってる個所がありました。星４はこの理由です。

2巻ではリヒテンシュタインちゃん（女）も登場するので、1.000円は少し高いですが内容的にはそれでも満足しました。